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☆オートクチュールビーズ刺繍展☆

田川啓二 夢の世界 オートクチュールビーズ刺繍展
15日月曜に、母を誘って、見てきました。日本橋三越で21日までです。
これは地下鉄、三越前通路のパブリシティーサイン
☆オートクチュールビーズ刺繍展☆_c0092953_1942951.jpg

もちろん、撮影も模写も出来ないので、
見たもの事たちを自分の記録の為も含めてメモします。

☆入ってすぐの所にメリーゴーランド。馬だけじゃなくて、らくだや虎やライオンもいて
心楽しい世界。

☆入り口近くの展示は様々な手法でビーズを駆使した名画の模写。
ゴッホの、「夜のカフェテラス」「星月夜」「よきサマリア人」「ひまわり」「アイリス」
モネの「ひまわり」「睡蓮の池」
ピカソ「石膏頭像のあるアトリエ」「泣く女」「鏡の前の女」「地中海風景」

★モネの「ひまわり」は下地は油絵の具、
花瓶部分と花の真中はスパンコールの面白い使われかたが印象的だった。

★好きだったのはクリムトの「ぶな林Ⅰ」
すべてビーズと石で埋められていて
アンダリアのような物で盛り上げられて幹のいくつかが立体。
色あいがほんっとうに綺麗。

★絵画のテーマドレスもそれぞれ、手法を変えて素敵過ぎる雰囲気。
クリムト「接吻」のモチーフが全身展開のドレスは、
丸と四角の幾何学形をビーズで埋め尽くしたゴールドのゴージャスドレス。

★モネの「睡蓮の池」テーマのドレスは、
襟と裾とアクセントにあしらわれたオーガンジーフリルにもプリントがされていて
色合いの統一感が美しかった。

★不思議の国のアリスからの「めちゃくちゃお茶会」も色使いが綺麗で立体が楽しかった。

★briliant Princess
ウェディングドレスは銀モール刺繍が見事。
テーマは宝相華(唐草文のひとつで空想上の花。)
サファイヤ、モルガナイト、ブルームーン、水晶、パール、アクアマリン、など
あわせて約3億円だそうです。ひゃー。
隣にはビーズの大きな大きなケーキもありました。

★「葵祭」これは6枚屏風。
これは、綺麗でした。色合いも最高。
もっとも難しい糸のテクニックであると言われるレシャムワーク
人物を刺繍したあとにツイストワイヤーで縁取り、という手のかかる作業との事。

★国の風景がテーマのシリーズは4つ、
日本、フランス、アメリカ、イギリス

私から見てこの、綿密な、手作業の仕事はほんとうに、
個展の題名のままに、 夢の世界だ。
一つのドレスに何人もの手がかかって、半年、1年・・気が遠くなりそう。
それだけの時間に価する技術と美を
生み出して来た方の努力とパワー、そしてセンス。尊敬あるのみ。

グレードの高い物を見るのはいいものです。
刺激を受けても、そうそう取り入れられるものでもないけれども、
あちこちから受ける刺激はやはりどこか、自分の隅っこに
ちゃんと蓄積されていく。そんな気がします。

印象に残ったのは様々なビーズやスパンコール、糸の使い分け方でした。
スパンコールの向き、方向、ビーズの並べ方、形、ラインとしてのビーズ、
埋め込みとしてのビーズ、そして、モール素材、
見ごたえのある個展でした。


ポストカードでは思い出すよすがにしかならないけれども、2~3枚買って見ました。
☆オートクチュールビーズ刺繍展☆_c0092953_20525083.jpg
☆オートクチュールビーズ刺繍展☆_c0092953_2053378.jpg
サイン会の日ではなかったけれど、出口を出たところにご本人がいらっしゃいました。
写真よりもずっとずっと、スタイリッシュで、雰囲気のあるハンサムさん。うーーむ。
田川啓二氏のサイト
TILIAサイト
【ただいまのBGM】
         no more war    /   GReeeeN

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☆オートクチュールビーズ刺繍展☆_c0092953_539817.jpg

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by gaya-san | 2008-09-18 21:09 | おでかけ・来訪 | Comments(0)