☆靴下を繕う☆

靴下を繕う。ちくちく。ちくちく。
かかとの穴を繕う。
電球をいれて繕う。
そうするとね、程よく伸びて安定して縫いやすい。
昔からの、生活の知恵ですネ。

（電球は生活の知恵だけれど、
専用の道具もアンティークで見たことがあります。）

繕い方は、生地の織り目を作って、織って行くように　です。
半分終わりましたよ。出来上がりましたよ。裏からも見てみましょうか。
裏が起毛の暖か靴下なので繕い目がわかりやすいですね。写真では糸の隙間がありそうに見えるかな？意外にしっかり詰まっているんですよ。
なのに足にあたったりしない。
昔からの方法って言うのはすごいですよね。

靴下の繕いをしたのは、何十年ぶりでしょう。
繕い方を教わったのは小さい頃と思う。
教わったと言っても、見て覚えただけ。
コツは穴の開いた・または薄くなった部分より少し外側部分まで繕うこと。

母の若かった頃は、ストッキングも高価で、穴があくと繕っていたそうです。
ストッキングの繕いは細かくてもっと大変そう。

アトリエの床はモルタルの上にクッションフロアなのだけれど、
仕事をする時、スリッパは動きにくくて、
この季節は暖か靴下を履いて動き回る。
けっこう傷んでかかとや指の腹位置が薄くなり、じきに穴があいてしまう。

でも、靴下まで繕うなんて
徹夜や2時間くらいしか寝られない日もある中、
気持の余裕も時間の余裕もないなぁ　と思ってしまっていた。

でもでも・・・やっぱりそれは言い訳だ。と先日思ったことでした。
先日母のところに行ったら、
母が今でも、ちゃんと靴下を繕ってはいていた。

わぁぁ　みならわなくちゃ。
まだまだだ、わたし。

そうしてつましく、大事に物を使いながら、
人の為に色々をしてくれる。
私もたくさんの事をいまだにしてもらっている。
母よ、
あなたは私がたくさんの事をしてくれていると仰いますが、
そんな事はない。ずっとずっとしてもらって居るのはこっちだ。
そして、いまだにこうして、生きる姿勢を教わって居る。

時間換算で言えば、
その時間を生み出す仕事に回した方がいい・・・かもしれない。
でも、なんと言うか、心の持ち方、の問題なの。

やってみるとわかる。
心がなにか、しゃんとする。

何かとちゃんと向き合う気持を無くさない為、
いいわけに流されて行かない為、
物の大事と心の大事。
ケチるとか、貧乏くさいとか、そんな風に決めてしまう人とはお友達になれませんナ。

中学時代の恩師がご病気で他界されて今日はお通夜です。
消極的でおとなしすぎると言われていた小学生の私から
自由に表現できる自分に変わろうとしていた中学生時代に
担任をしていただきました。
今の私があるのも、この先生のおかげが大きいです。
我が年度卒業生は20年くらい前から、
マメに同窓会を開いたり、MLを作ったり、色々に
コミュニケーションを繋げています。
先生にも、ここ何年かのうちに何度もお会いできてました。
マメに動いてくれる方たちに感謝です。

ご冥福をお祈りしつつ、お手伝いしてきます。
【ただいまのBGM】
　　　　　　　　　　　　　Loveless 　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　山下智久


★料理やハンドメイドレシピなどの人気記事を右カテゴリからリストで見られるようにしました★

←Today's　Runkは?★ワンクリック！ご協力、ありがとうございます
★くつろげる空間とレシピ＆アイディア色々そして心をいっぱい　★

【アンケート】アンケートに参加しています**新しいアンケート
★レシピご紹介の中で完成品が欲しい雑貨は？★